「英語の勉強が続かない・・・。」ってこと、よくありますよね?英語を学ぶ上で、モチベーションを保ちながら継続することは難しいと感じていませんか?
始めはやる気満々でも、時間が経つにつれて何だか飽きてくる・・・。そんな経験、誰にでもあると思います。
でも大丈夫です!今回は、英語の学習が続かない原因を一緒に探り、英語学習をもっと楽しく、そして続けやすくするためのコツを5つご紹介します。
簡単に実践できるこれらのコツを使えば、英語が苦手な人でも少しずつ上達できるはず。さあ、一緒に学習習慣を作り上げていきましょう!
学習初心者から上級者まで、全ての英語学習者に役立つ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください!
あなたが英語の勉強を続けられない理由
「英語を勉強をしよう!」と決意しても、なかなか続かないことは誰にでもあります。
でも、その原因は意外とシンプルです。目標が明確でなかったり、日常や仕事の忙しさで勉強の時間を作れなかったり。勉強する環境が整っていないのも大きな理由です。そして、「英語、難しい・・・。」と感じる不安も勉強のモチベーションが下げてしまいます。
大切なことは、小さな目標を設定して、少しずつクリアしていくことです。そうすれば自然と自信もついてきます。勉強の場所をいかに快適にするかも大事なポイントです。英語が苦手な気持ちを少しずつ解消して、楽しみながら学べる環境を作りましょう。
今回は、英語の勉強が続かない原因を5つを説明していきます。
- そもそも英語の優先度が高くない
- 英語学習を因数分解できていない
- ゴール設定があいまいになっている
- 英語を勉強する環境が整っていない
- 進捗が目に見えない
英語の勉強が続かない理由① : そもそも英語の優先度が高くない
「本当に、今のあなたに英語は必要でしょうか?」
英語の勉強が続かない人は、そもそも英語学習の優先度が高くない、または優先度を決めていない可能性があります。
現代人は忙しいです。やりたいこと、やらなければいけないことがたくさんあります。でも時間は限られているので、”やること”と”やらないこと”を瞬時に選ばなければいけません。またやると決めても、優先度が低いものは後回しにしがちです。
優先度は、それが重要かどうかだけではなく、緊急であるかが大事です。その緊急度が高くない人は、そもそも英語学習を必要としていない、なくてもすぐには困らない方です。そういった方たちは、他の優先度が高いことに時間と体力を割かなければいけないので、勉強のモチベーションが維持しづらいでしょう。
まずは、英語学習の優先度を自分の中でしっかりと考えることが重要です。そこで英語学習の優先度が実は低いことがわかったら、思い切って勉強をいったんやめてみる勇気も必要です。
(この原因の対処法はこちら)
英語の勉強が続かない理由② : 英語学習を因数分解できていない
英語学習が続かない原因2つ目は、英語学習を因数分解できていないため、勉強のやり方が理解できていないということです。
例えば、今からエベレストの登頂するための準備をしてください、と言われるとどう思いますか?
まず、なんでエベレストに登らないといけないのと思うでしょう。そもそもエベレストってどこにあるの?どうやって行けばいいの?どんな道具を用意したらいいの?わからないことがどんどん出てきて、行動を起こさずやがて興味を失います。
では、買い物はどうでしょうか?
あなたはお腹がすいたので、お昼ごはんを作ろうとしています。今日は何を食べようかと考え始め、冷蔵庫の中の食材を見ます。どうやら足りない食材があるようです。あなたは財布を手に持ちます。買い物にはお金が必要だということを知っているからです。そして、徒歩、自転車、車、電車の中から最適なスーパーまでの移動手段を考えます。
なぜ、エベレストの登頂と違って、お昼ごはんの買い物は簡単に行動できるのでしょうか?
それは、あなたがお昼ゴハンを作るために何が必要か、つまり因数がわかっているからです。買い物の因数は、食材・お金・移動手段だと言えるでしょう。
英語も同じです、目標のために何が必要か、その因数がわかればあとはそれに向かって淡々と続けていくことができるのです。
(この原因の対処法はこちら)
英語の勉強が続かない理由③ : ゴール設定があいまい
ゴール設定があいまいなことも、英語学習が続かない大きな原因のひとつです。
さきほどのエベレストの例も同じです。エベレスト登頂という、自分の生活にほとんど関係がなく、やり方もわからないというものに対しては行動を起こすことはできません。
では、”お昼ごはんを作るための買い物”のような身近なことだとどうでしょうか?
おそらくあなたは、”お腹がすいた”という課題を感じています。そしてそれを解決する手段は、買い物に行ってお昼ごはんを作って食べることだとすぐに理解できるでしょう。
英語学習も同じです。学習にモチベーションを保つためには、達成可能な目標を明確にする必要があります。あなたが何に課題を感じていて、それを英語学習でどのように解決したいのか。どのような結果になれば解決するのかを考える必要があります。
(この原因の対処法はこちら)
英語の勉強が続かない理由④ : 英語を勉強する環境が整っていない
英語学習を習慣化するためには、自分のいる環境がとても大切です。日本では英語を使用する機会がほぼないので、英語をアウトプットする環境が特に少ないです。
緊急でないものは優先度が下がります。留学にいくと英語力が向上しやすいのは、使わないと生活できないし、学校の単位も取れないからです。その緊張感から、留学生は英語を本気で勉強します。
また、英語学習をどこでどうやるのかも重要です。たとえば勉強を始めるためには、誘惑に打ち勝って、いろいろなステップを踏む必要があります。スマホを見るのをやめて、机に座って、どの勉強をするのかを決めて、テキストを開いて、ノートに書き始める。
勉強までの誘惑や手順が多いほど、始めるのが面倒くさくなります。いかに勉強を始めるまでの時間を短縮するかが、習慣化には重要です。
(この原因の対処法はこちら)
英語の勉強が続かない理由⑤ : 進捗が目に見えない
英語を勉強しているとき、「なかなか上達している実感が湧かない」と感じることがあります。
達成感は勉強の習慣化にとても大事です。いかに明確な目標を決めてコツコツがんばっていても、目に見える達成感がなければ、やりがいがなくなり、やがて勉強を続けることが難しくなっていきます。
人は、努力が形として表れるときに最もモチベーションを感じます。そのため、どんな小さな成功や進捗でも記録しておき、定期的に確認できる方法を取り入れることが重要です。
進捗が見える化されることで、英語学習の過程がより明確になり、学習の意欲も自然と高まります。このようにして、目に見える形でのフィードバックを積極的に取り入れることが、長期にわたる学習の継続へと繋がるのです。
(この原因の対処法はこちら)
簡単!誰でも!英語の勉強を続けるためのコツ 5選
英語の勉強を続けられない理由がわかったところで、いったいどうすれば解決することができるのでしょうか?
ここでは、勉強を続けるための5つのコツについて説明します。
どれも簡単に誰でもできるものですので、少しずつ日々の勉強に取り入れてみてください。
- 本当に英語の勉強が必要かを考える
- 英語学習を因数分解して勉強する
- SMARTゴールを設定する
- 学習環境を整えて無駄を省く
- どんなに小さな勉強時間でも記録をつける
英語の勉強を続けるコツ① : 本当に英語の勉強が必要かを考える
まずは、現在自分は本当に英語学習が必要なのかを考えます。英語が仕事や学業、あるいは個人的な目標にどれだけ役立つのかを冷静に評価することが重要です。
優先度の決め方は下の表のように重要度と緊急度でわけます。
左上は英語が重要であり、緊急である場合です。留学や、重要な取引相手への英語プレゼンなどです。
右上は英語が重要だが、緊急でない場合です。将来のキャリアアップや出世のためなど、すぐには困らないけど、いつか必ず重要になるものです。
この中で、英語の勉強が続けられない人は、英語学習が重要だが緊急ではない人たちです。
そういう方たちは、英語を学ぶことでどういったリターンを得られるかを考えます。例えば、海外と取引する部門に異動して欧米で活躍したいとか、外資系の会社に転職して年収を100万円以上アップするのであれば、十分に投資する価値はあります。
総合人材サービスのdodaの調査によると、TOEICの点数が800点以上の人は、スコアなしの人と比べて年収が100万円以上高いようです。このように、自分が英語を勉強する理由を積極的に見つけていくことが、その目標に向けて英語学習を続けるモチベーションになります。
もし、自分のやりたいことや目標に対して、英語学習の優先度が高くないと感じる場合は、思い切って後回しにしましょう。無理に勉強を続ける必要はありません。その時間をもっと自分にとって価値のあることに使うことも1つの選択です。
英語学習の優先度が明確になることで、学習への取り組み方も自然と調整され、継続がぐんと楽になります。
英語の勉強を続けるコツ② : 英語学習を因数分解して勉強する
英語の勉強を続けるコツ2つ目は英語の勉強を因数分解することです。
英語の勉強にはどういったスキル(つまり因数)が必要かということを知れば、ゴールまでに必要な勉強のやり方がわかり、勉強のモチベーションを維持しやすくなります。
英語の勉強は、たった3つの因数に分けることできます。
- 発音
- 文法
- 語彙力(表現力)
発音は、リンキングやリエゾンや単語のアクセントのことです。ネイティブがどのように話しているかということを勉強することです。
文法は文章を組み立てるための構造です。英語を意味のある順番で話すための最低限のルールです。
語彙力は、言葉や表現方法の知識です。日本語同様に知らない単語や表現は話すことができませんし、理解ができません。
この3つさえ勉強すれば、英語は使えるようになります。
例えば、英語の4技能(スピーキング・ライティング・リスニング・スピーキング)は、この3つを組み合わせて運用しているに過ぎません。
この3つさえ理解しておけば、あなたの英語学習は日常の買い物と同じように、だんだん無意識にできるようになります。無駄なことを考えなくてもいいし、ゴールまでの道筋を鮮明にすることで余計なことを考えずに勉強に集中できるようになるのです。
英語の勉強を続けるコツ③ : SMARTゴールを設定する
英語学習を続けるコツは、目標設定の解像度を上げることです。明確で具体的なゴールがないと、学習の途中で「何のために勉強しているのか」と迷いが生じ、モチベーションが低下してしまいます。これを防ぐためには、SMARTゴールを設定することが有効です。
- Specific (具体的で)
- Measurable (測定可能で)
- Achievable (達成可能で)
- Relevant (関連性があり)
- Time-bound (期限がある)
たとえば、「1年後にTOEICで800点を取り、海外部門に異動してキャリアアップをする」という目標は、SMARTゴールです。
この目標は具体的で(海外部門というキャリア目標)で測定可能(800点という数字)、達成の可能性もあり(現在の自分の英語レベルから見て現実的)、関連性が高く(英語での取引が増えるため)、時間的な制限がある(1年後)という、とても解像度が高い目標です。
ゴールを設定したら、それを達成するための計画を立て、小さなステップに分けていきます。ここで、先ほどの因数の話を思い出して、自分に必要なのは発音か、文法か、語彙力かを見極めて勉強のロードマップを作ることができます。
またチェックポイントとして、2ヶ月ごとにTOEICの点数を100点あげるというような小さな目標も立てておけば、それがまたSMARTゴールとなり、学習を継続しやすくなります。
SMARTゴールを設定することで、あなたの英語学習はより具体的でモチベーションを維持しやすいものになります。このアプローチで、英語の勉強がもっと効果的で楽しいものに変わるでしょう。
英語の勉強を続けるコツ④ : 学習環境を整えて無駄を省く
英語の学習を続けるコツ4つ目は、学習環境を整えて無駄を省くことです。
まずは、勉強をする場所の環境を整えることから始めましょう。
テキストやノートをあらかじめ机の上に広げておき、毎日決まった時間に、とりあえずイスに座って勉強を始めるようにしましょう。始めるまでの準備時間をできるだけ短くし、スムーズに学習に入れるよう工夫をすることが大事です。
また、とりあえず勉強を始めてみて、やる気が出れば続ければいいし、集中できない時はやめても構いません。その行動を毎日決まった時間に行い、習慣にすることが大事です。
英語のアウトプットに関しては、Netflixなどで英語の映画を見る、アプリで言語交換パートナーを見つけるなどして、自分が楽しめる範囲で英語に触れる機会を増やしましょう。
日本のように英語を日常的に使用する機会が少ない場所では、インプットだけではなく、アウトプットする機会を多く持つことが成功のカギを握ります。
もし、それでも学習が続かない場合は、英語コーチングスクールに通うのも効果的な方法です。プロのコーチやネイティブの先生が、モチベーション管理や学習管理をしてくれます。ただし、高額なので、将来の給料アップなどのリターンに見合う価値があるかを考えましょう。
英語の勉強を続けるコツ⑤ : どんなに小さなことでも記録をつける
英語学習を習慣にするためには、勉強の進捗を見える形にしておくことがとても効果的です。
例えば、今までの勉強時間をどんなに少なくても記録しておくと、見返した時の達成感があり、学習へのやる気が湧いてきます。そのため、小さな成功や日々の努力も記録に残すことが重要です。
この画像は、学習管理アプリのStudyplusを使って、僕が実際に勉強時間を記録をしていたときのものです。この棒グラフが、学習時間を示していて、長いほど勉強時間が長いということです。このように、グラフにしておくと、一目で積み重ねた時間がわかるので嬉しくなり、勉強も楽しくなります。
また、TOEICなどの試験を受けて腕試しをするのも、点数という目に見える達成感や成長の実感を得るためです。
ちなみに最初は、「1日3時間勉強する!」と決めるのはあまりオススメしません。いきなり負担をかけすぎると、苦しさや辛さが大きくなり、モチベーション低下の原因になります。できる範囲で、30分でもいいのでやってみましょう。その時も、記録を取ることを忘れずに。もっと勉強できるなと感じたら、すこしづつ勉強時間は増やしていきましょう。
まとめ
今回は、誰でも簡単に英語学習を続けるコツ5選をご紹介しました。難しい技術が必要なものはなく、どれも日常のちょっとした工夫です。今日の英語勉強からさっそく取り入れてみて、自分の思い描く未来を手に入れましょう!
- 本当に英語の勉強が必要かを考える
- 英語学習を因数分解して勉強する
- SMARTゴールを設定する
- 環境を整える
- どんなに小さな勉強時間でも記録をつける
コツをつかめば、あとは”慣れる”まで継続あるのみ。
先ほど説明した、発音・文法・語彙力の3つの因数に加えて、英語を話せるようになるには”意味理解”も重要です。
例えば、”apple”と聞いた時、あなたは赤くて丸い果物を瞬時に思い浮かべると思います。「日本語でappleはリンゴっていう意味だから、あの赤い果物のことか。」なんて遠回しに考えません。
つまり、意味理解とは、英単語を聞いた時に、日本語に訳さずに意味を思い浮かべられることです。
これは”apple”と同じくらい、英語を日常的に触れておくことしか方法がありません。つまり継続や習慣こそが大事なのです。
継続こそ、英語を学ぶときに最も重要で、最も実践が難しい、学習の土台になるものです。あきらめずに続けた人だけが、未来をつかみ取れるのです。
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